COLUMNコラム

匿名性がもたらす、好循環。

匿名性がもたらす、好循環。

今回のテーマは匿名性。
みなさんはこの言葉にどういう印象をお持ちでしょうか?


素性を隠し、安全な状態で自分が思ったままに言いたいことだけを言う行為、
コソコソしていて堂々としていない、などなど、
どちらかというとネガティブな印象があるのではないでしょうか?

これは「匿名性=攻撃性」が強調されてしまった場合に感じる印象です。

SNSでよく起こる炎上や、悪質なたたき現象などのニュースを見る度に、
私自身も「匿名性=ネガティブ」な印象がどんどん刷り込まれていました。

しかし、アバターのビジネス活用を模索していく中で、
匿名性が持つ本当の側面は「開放性」だという風に思うようになりました。

人は匿名であることによって実名の自分から開放され、
他社に対して攻撃的になるケースがある一方で、
匿名である安心感から自由な発言や、気軽にコミュニティーに参加できるなど、
ポジティブな状況を生み出すことも多数あります。

このように「匿名性=ポジティブな開放性」にフォーカスできれば、
隠すことは、ありのままの自分を表現することにつながります。

私達BRINGが進めているアバターのビジネス活用も、
自分の姿をアバターで隠す匿名性という側面を持っているサービスです。

アバターの姿だから「気にせず話せる本音」には話す側はもとより、
聞く側にとっても大きな価値があります。
これからも匿名性=ポジティブな側面を意識しながら、
いまよりも現状に好循環をもたらすアバター活用策を
創造し続けたいと思います。

宮城 亮平

株式会社BRING 執行役員

宮城 亮平

2006年 新卒で入社。「大手流通小売業の52週の売場演出」「店舗活性化」「メーカー各社の販売促進」に携わりながら、2018年12月に立ち上げた日本初のバーチャル接客サービス「バタラク」の事業を推進。人手不足が問題化している世の中に対して、好循環をもたらす新しい接客手法などの開発を行う。