52週カレンダーマーケット最前線 2024年 母の日編
2024年の母の日は5月12日(日)。
コロナ後の外出機会が戻る中、「お母さんとギフトもモノだけでなく、「一緒に食べる」「手料理で伝える」「その場を楽しむ」スタイルにシフト。
ギフト予算は二極化傾向(4,000〜5,000円中心、一方で1万超も増)
実母には「食品・食事」での団らんニーズが顕著
義母には「花・観葉植物」+「健康・生活雑貨」が支持
さらに、SDGs意識や昭和レトロ演出、子ども参加イベントなども登場し、母の日は「体験イベント」と
しての広がりも見せています。
2024年の母の日(5月12日)はGW明けに5日間の間隔が空き、帰省・外出ニーズの回復と合わせて「実店舗で直接贈る」行動が増加。ギフトにかける金額は二極化し、SDGs意識や昭和レトロ・体験価値の重視が売場づくりに反映された。
売場で見えた“勝ち筋”のヒント
■ 埼玉県のA店|“メニュー提案×売場導線”でおいしく、楽しく、賢く贈る
生ハム・チーズ・ドレッシング・ワインでおしゃれメニュー提案
メロン・アボカドの大陳展開×感謝POP
似顔絵展示やケーキシェア提案で家族時間の演出
■ 東京都のB店|“昭和レトロ×2世代ターゲット”で共感と懐かしさを訴求
わたせせいぞう氏のイラストで親世代とZ世代をつなぐ
マンゴー・さくらんぼなど高価格フルーツ+惣菜で贅沢時間を提供
感謝状配布、抽選会など参加型施策も充実
■ 埼玉県のC店“母の日セット商品”で迷わず選べる売場に
ローストビーフ・ピザ・寿司などパーティー向け惣菜が中心
紫陽花・ラベンダーなど多品種花+チョコ詰合せでギフト一括提案
マグロ解体などイベント型販売も実施
■ 埼玉県のD店|“手まり寿司”や“果物×花ギフト”で華やかさを演出
惣菜売場で「トキメクてまりパーティーセット」など見た目の工夫
精肉は焼肉、鮮魚は手巻き材料、酒はセット提案など多部門連動
お子様のぬり絵展示で家族の感謝を可視化/span>
母の日2024で見えた3つの消費インサイト
① “感謝の気持ちを形に”する売場演出が鍵
感謝状、似顔絵、POP、感謝メッセージなど言葉で想いを可視化
一緒に食べる・選ぶ・飾るという共体験が重要に
② ギフトは「選びやすさ」と「パーソナル感」の両立がカギ
セット提案・ラッピング済ギフトで迷わせない導線設計
一方で「お母さんの好みに合わせる」「好きなものを贈る」個別最適化の欲求も健在
③ “華やかで写真に残る体験”の価値が上昇
紫陽花やデコ系惣菜、見た目で伝えるギフトの人気上昇
SNS映え・家族の思い出・レシピ投稿など記録に残る体験も重要に
店頭の“雰囲気と意図”を読み解く調査とは?
数字や棚割表だけでは見えてこない、「買う空気」や「選ぶ動機」。
私たちの現地調査では、以下のような要素を読み解きます:
・キービジュアルと商品配置の整合性
・客の滞留ポイント/スルーされる導線
・手に取られていたSKUとその後の購買行動
・惣菜・鮮魚・デイリーの連携設計
現場の温度・感情・行動を、数字と共に見える化します。
「うちの母の日、来年どうする?」
BRINGでは、データと現場を掛け合わせた提案で、課題の整理・調査・提案・実行まで伴走します。
▼ヒアリングからご提案までの流れ
1.課題ヒアリング(オンライン可)
「イベント感が出せなかった」「若年層への訴求が弱い」など、現場の声を丁寧にうかがいます。
2.競合・自社の売場を店頭調査
売場の違い・顧客の動き・POPと商品展開の整合性などを比較。
3.改善提案+来年向けの売場設計ご提案
ターゲットに刺さるメニュー構成・売場設計・体験設計まで、現実的で実行可能な打ち手をご提案します。
まずは「今年の結果を一緒に振り返ってみたい」でもかまいません。
お気軽にご相談ください