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52週カレンダーマーケット最前線 2024年 ゴールデンウイーク編

52週カレンダーマーケット最前線 2024年 ゴールデンウイーク編

“10連休”ではなく“3+4連休”時代——分散消費をどう設計するか?

2024年のGWはカレンダー上最大10連休の構成だったが、実際は「3日+4日」分散型連休が大多 数。外出派・自宅派が二極化する中で、各社は「BBQ・帰省・こどもの日・夏準備」とテーマを切り替え ながら、“家族で楽しむ体験型の食卓”を提案する動きが目立った。


売場で見えた“勝ち筋”のヒント

 

■ 千葉県のA店|“串焼き×地元菓子”で帰省対応とBBQを融合

焼肉・ホタテ串・つぼ焼きイカなど海鮮BBQ商材が19SKUで充実

「ちまき・柏餅」だけでなく、地域銘菓をこどもの日ギフトとして提案

豚スペアリブ・味付け肉500円セットなど価格設計も巧み。

■埼玉県のB店|“ハワイテーマ”で非日常を演出し、夏の準備へ先行投資

館内放送・アロハシャツ・サイネージでALOHA WEEKを演出

ロコモコ丼、ポケ丼、トロピカルフルーツなどテーマ性×食卓提案が明確

GW期間限定の抽選会やWeb投稿CPも展開。

■埼玉県のC店|“BBQと行楽”のダブル訴求で家族需要を獲得

串うなぎ、焼肉味付け肉、800g超の大容量肉などボリューム重視のMD

鮮魚・青果・惣菜・スイーツまで全館でBBQ+こどもの日演出

おつまみ提案や家族向けシェアセットが好評


2024年ゴールデンウイークで見えた3つの消費トレンド

 

① “レジャー=近場・食・非日常”が新スタンダードに

遠出せずとも「食卓をレジャーに」する提案が増加(BBQ・世界の料理・大容量メニュー)

② “こどもの日”が“家族時間の象徴”に変化

しょうぶや柏餅だけでなく、“こいのぼり寿司”や“ケーキ型総菜”などで体験型の演出が進化

③ “夏を先取りする消費”がGWから始まっている

冷感商材・フルーツ・ハワイテーマなどを通じて、“GW=夏準備の入口”となっている


店頭の“雰囲気と意図”を読み解く調査とは?

 

 数字や棚割表だけでは見えてこない、「買う空気」や「選ぶ動機」

 私たちの現地調査では、以下のような要素を読み解きます:

 ・キービジュアルと商品配置の整合性

 ・客の滞留ポイント/スルーされる導線

 ・手に取られていたSKUとその後の購買行動

 ・惣菜・鮮魚・デイリーの連携設計

現場の温度・感情・行動を、数字と共に見える化します。


「うちのゴールデンウイーク、来年どうする?」

 

BRINGでは、データと現場を掛け合わせた提案で、課題の整理・調査・提案・実行まで伴走します。

▼ヒアリングからご提案までの流れ

 1.課題ヒアリング(オンライン可)
  「イベント感が出せなかった」「若年層への訴求が弱い」など、現場の声を丁寧にうかがいます。

 2.競合・自社の売場を店頭調査
  売場の違い・顧客の動き・POPと商品展開の整合性などを比較。

 3.改善提案+来年向けの売場設計ご提案
  ターゲットに刺さるメニュー構成・売場設計・体験設計まで、現実的で実行可能な打ち手をご提案します。


まずは「今年の結果を一緒に振り返ってみたい」でもかまいません。
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