52週カレンダーマーケット最前線 2025年 土用の丑編
“3連休初日”ד猛暑日”に問われた、うなぎ売場の実力
2025年の土用の丑の日は7月19日(土)──三連休の初日という販売好機に加え、気温34℃の真夏日。
うなぎは「風習だから」「特別な食事だから」という価値観に加え、
近年は“コスパ”“手軽さ”“健康志向”といった新たな軸が交錯する食品イベントへと進化しています。
価格が高騰するなか、1尾あたり1,500円〜2,000円が主流という調査結果もあり、
店頭では“選ばれる理由”をいかに作るかが問われました。
今回は、全国にチェーン展開する大手スーパーマーケットの大阪の店舗と東京の店舗を比較し、
商圏特性・販促戦略・顧客反応の違いから、“勝ち筋”を探ります。
店舗現場で見えた“勝ち筋”のヒント
■ 大阪|大手スーパーマーケット基幹店
“イベント感×価格訴求”で買上げ点数を拡大
・高価格帯「五郎藤(1尾2,780円/2尾5,500円)」を軸に、2尾入りでの“お得感”を打ち出し
・惣菜では980円のうな重や498円のうなぎちらし等を展開し、単身層の“手軽志向”にも対応
・青果・精肉・和日配でもしじみ・名古屋コーチン・梅干し等をクロス展開し、食卓全体を演出
・売場演出もビッグボードや提灯・モノコトPOPなどで“祭り感”を強化し、土用の丑ムードを最大化
■ 東京|大手スーパーマーケット基幹店
“品質主義×低ノイズ設計”で上質感を演出
・売場は国産1〜2尾規格が中心で、大容量パックも積極展開
・販促は最小限に抑え、サイネージと一部POPのみで静かな上質感を演出
・惣菜ではうなぎ握り入り寿司やうなぎちらしで機運を高める
・インバウンド施策や“横ぐし提案”は限定的で、「うなぎ単体で勝負」するストイックな売場構成
・一方で「花火大会に合わせた販促」「牛=丑の掛け合わせ」など、先の消費を見据えた設計も見られた
土用の丑市場で見えた「3つの潮流」
① “イベント感×祭り感”が購入後押しに
大阪のように視覚・嗅覚に訴える演出で売場に活気を出すと、購買行動を促進。
「買う理由の可視化」が決定打に。
② “手軽さ×本格志向”の両立が必須
うな重・ひつまぶし・ちらし・パンまで多様化する惣菜提案。
家庭でも職場でも、さっと楽しめる“本格惣菜”の存在感が増大。
③ “共感”と“選択肢”が鍵になる時代へ
「風習だから」から「せっかくなら食べたい」に変化。
単品勝負だけでなく、惣菜/青果/精肉/和日配を巻き込む設計が求められている。
「来年の土用の丑、どう仕掛ける?」
大阪と東京、それぞれの“らしさ”に応じた設計が功を奏した2025年。
来年はさらに「惣菜の進化」や「体験提案」が鍵となるかもしれません。
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店頭の“雰囲気と意図”を読み解く調査とは?
私たちの現地調査では、以下のような要素を読み解きます:
・キービジュアルと商品配置の整合性
・客の滞留ポイント/スルーされる導線
・手に取られていたSKUとその後の購買行動
・惣菜・鮮魚・デイリーの連携設計
現場の温度・感情・行動を、数字と共に見える化します。
BRINGでは、データと現場を掛け合わせた提案で、課題の整理・調査・提案・実行まで伴走します。
▼ヒアリングからご提案までの流れ
1.課題ヒアリング(オンライン可)
「イベント感が出せなかった」「若年層への訴求が弱い」など、現場の声を丁寧にうかがいます。
2.競合・自社の売場を店頭調査
売場の違い・顧客の動き・POPと商品展開の整合性などを比較します。
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