「ワケわからん」から得た話
「ワケの分からんことを言うな!」
面白い漫才の一つには“ツッコミが良い”というのがありますよね。
どうツッコむかで笑いの量は変わるんでしょうが、選んだ言葉のセンスには「大半のお客さんの共通認識になっているかどうか(ワケ知り状態かどうか)」や「その表現」があって、それ次第で何割か笑いが増しそうです。
政治、芸能、スポーツ、文化、時事的なもの、妄想上のもの。
どんなジャンルであっても共通認識と違うこと言って(ボケて)、ツッコむから笑いになる(ズレてることを気づかせる)。
つまりそれくらい「ワケ(共通認識)」というのが重要なことなんだと思います。
成果は2つ以上
ところで今、今期の行動を総括しているところです。
今年の成果には「バタラクcloudとは別のプロダクト開発」や「コンテンツ発信としてのSNS研究」があります。
それぞれ大変だったし、まだ精度が高いとも言えません。
が、その過程で感じた『高度なWEB技術の視点と自分の違い』と『SNSで共有すること/共感することの違い』には、たくさんの発見がありました。
大変だった理由は単純で自分が知らないことだった、つまり「ワケわからん」からのスタートだったからで、どちらも座学のように教わるものでもなく体感とか修行に近い大変さでした。
もちろん“知っていることで勝負”のほうが無難なことはわかってましたが、体感じゃないと “新しく知ってることを増やす”って中々できないんじゃないか?と思うし、何よりワクワクの方が勝つ。
しかもこれ、さっきの成果にプラスしたら収穫は2つ以上になるわけで。(ましてやクライアントのお役にも立てていますし!)
BTC
ビジネスメディアでは「BTC」という言葉を目にします。
Business、Technology、Creative
経験や技術、知識などそれぞれの分野の要素を併せ持つような、人材のことを指す言葉です。ガラケーからスマホになって変わったことに、1台の端末でできることの深さや広がりがあります。
境界だったことが境界でなくなったとも言えるでしょう。
それを扱うのは同じ人間であっても、従来の境界内の知見で捉えていては生き残っていくのが難しくなる(ガラパゴスのまま)、という言葉でもあると自分は理解しています。
そんな人材になるとは簡単には言えませんが、少なくとも意識の中には置いて行動しているつもりです。
「ワケわからん」募集中
今回のコラムで言いたいことです。
「ワケわからん」はそれぞれにありますよね。時間と共に消えていくことも無い。
それなら、その時代その人ごとの「ワケわからん」を解決してくれる人って貴重なんじゃないかと。
“あっちのクライアントの「ワケわからん」をこっちの専門職と引き合わせるには、こんな言語で”のように。
意訳、通訳、翻訳、です。これ、ワケわかる!でしょ?
あ、自分の名刺の肩書き、CTOです。
Tはテクノロジーの(T)ですと、本当だったら胸張りたいところ。だけどさすがに言えそうに無い。。。
でも「トランスレート(T;通訳)」ができる貴重な存在は、目指し続けます!