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52週カレンダーマーケット最前線 2024クリスマス編

52週カレンダーマーケット最前線 2024クリスマス編

平日クリスマス × 物価高の中で問われた、“選ばれる理由”

2024年のクリスマスは4年ぶりの平日開催
イブも25日も平日となり、「いつパーティーをするのか?」「当日か?前倒しか?」と店舗側の予測も難しい展開に。

加えて、依然続く物価高の中で、節約志向と贅沢ニーズの共存が浮き彫りに。
ケーキは平均4,468円と過去最高水準にもかかわらず、「節約しない」と回答した人は7割超。
──この“メリハリ消費”の波に、売場はどう応えたのか?


店舗現場で見えた“勝ち筋”のヒント

■ 神奈川県のA店|“カレンダーマーケット複合”で来店動機を最大化

  • クリスマス商材に加え、冬至関連商品も同時展開することで、複数動機の来店を狙った。

  • サーモン24SKU、丸鶏、ローストビーフなど、家庭内パーティーを意識したラインナップ。

  • ワインやピザとチルド総菜のクロス販売も強化し、買い回り点数アップの導線設計が光った

     

■ 埼玉県のB店|“時短×品質”でファミリー層の心を掴む

  • サラダミールキット「RAKUSAI」試食でタイパ志向層を取り込み。

  • 黒毛和牛や丸鶏のボーナスポイント訴求、特設でのいちご展開、20%OFFのカテゴリ割引でお得感とプレミアム感を両立。

  • 菓子・酒売場も連動し、「全館でクリスマス」の空気感を演出

     

■ 埼玉県のC店|“即食~手作り”の幅で幅広い層に対応

  • 惣菜部門ではパエリアやジャンバラヤなどシェア向けホットメニューが充実。

  • 同時に鍋・牡蠣・ロールキャベツといった冬メニューも展開し、即食と手作りのニーズを両立

  • ホールケーキも当日需要に応え、ベーカリー非展開の代替訴求も実施

     

■ 東京都のD店|“選べる”をキーワードに商材・装飾を多彩に展開

  • テーマは「選べるクリスマスを」。

  • 導線上にスパークリングやブーツ、エンドでキャラクター系シャンメリーを幅広い価格帯と年齢層に応じて品揃え

  • サーモン・ステーキ・パーティーフードを大陳しつつ、年末年始商品との連携も視野に入れていた

     


クリスマス市場で見えた「3つの潮流」

 

① 平日でも“特別”にしたい気持ちの強さ

  • 「平日だから簡単に…」ではなく、「だからこそ華やかに」というニーズも

  • 当日でも買えるローストレッグ、カットケーキ、即食惣菜のラインナップがカギ

② “コスパ重視”と“タイパ重視”の二極化

  • 少人数用・食べ切りサイズのケーキやミールキット

  • 一方で、黒毛和牛・高級サーモンなど“贅沢に振り切る”層も存在

③ “カレンダー複合戦略”が来店動機をつくる

  • クリスマス × 冬至、パーティ × 鍋・年末といった“複数名目”がヒット

  • 小さな市場でもしっかり拾い上げた売場設計が奏功

     


店頭の“雰囲気と意図”を読み解く調査とは?

 

 数字や棚割表だけでは見えてこない、「買う空気」や「選ぶ動機」

 私たちの現地調査では、以下のような要素を読み解きます:

 ・キービジュアルと商品配置の整合性

 ・客の滞留ポイント/スルーされる導線

 ・手に取られていたSKUとその後の購買行動

 ・惣菜・鮮魚・デイリーの連携設計

現場の温度・感情・行動を、数字と共に見える化します。

 


「うちのクリスマス、来年どうする?」

 

BRINGでは、データと現場を掛け合わせた提案で、課題の整理・調査・提案・実行まで伴走します。

 

▼ヒアリングからご提案までの流れ

 1.課題ヒアリング(オンライン可)
  「イベント感が出せなかった」「若年層への訴求が弱い」など、現場の声を丁寧にうかがいます。

 2.競合・自社の売場を店頭調査
  売場の違い・顧客の動き・POPと商品展開の整合性などを比較。

 3.改善提案+来年向けの売場設計ご提案
  ターゲットに刺さるメニュー構成・売場設計・体験設計まで、現実的で実行可能な打ち手をご提案します。


まずは「今年の結果を一緒に振り返ってみたい」でもかまいません。
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