TOPICS

“考える”を支え、“形にする”。<br> RETAIL BRAINが描く小売の未来

“考える”を支え、“形にする”。
RETAIL BRAINが描く小売の未来

前回のコラムでは、RETAIL BRAIN(リテールブレイン)が、
どのような背景から生まれたのかについてお話しました。

「本部が、本来やるべき“生み出す仕事”に時間を使えていない」

そんな現場の課題感から開発がスタートし、試行錯誤を重ねながら、
“現場で使えるAI”を目指して形にしてきたのがRETAIL BRAINです。

 

そして今回は、実際に
「何ができるのか」
「どのような場面で使っていただきたいのか」
についてお話していきます。

 


「考える」と「形にする」を行き来できる


 

RETAIL BRAINの特徴は、マニュアルも専門的な操作も必要もなく、
“人に相談する感覚”で使えることです。

使い方としては
「考えることを支える使い方」「実際に形へ落とし込む使い方」
2つがあります。

 

まずひとつ目は、「考える」を支える使い方です。

本部や現場では、売場づくりの中で

「去年は何が売れていたのか」
「今の気温なら、どのような提案が響くのか」
「この商品を安くした時、利益はどう確保するべきか」

など、さまざまな疑問や判断が日常的に発生しています。

 

RETAIL BRAINでは、そうした普段の何気ない疑問や、
現場の課題についても、チャット形式で気軽に相談することができます。

知りたいことを聞くと、データを分析しながら答えてくれる。
悩んでいることを話すと、一緒に考えを整理してくれる。

“考えるための壁打ち相手”のように使えることも、
RETAIL BRAINの大きな特徴です。

 

そしてもうひとつが、「形にする」ための使い方です。

チャットの中で整理したアイデアや視点を、
今度は実際の販売計画や販促物へ落とし込んでいくこともできます。

例えば、

・「8月のお盆に向けた1週間の販売計画書を作成してほしい」
・「週末夕方の主婦向けに、大容量の豚肉パックを訴求するPOPを考えてほしい」

といったように、実務でそのまま使える形まで整理していく。

 

RETAIL BRAINは、単に情報を返すだけではなく、
「考える」と「形にする」を行き来しながら、
アイデアを現場で活かしていくための仕組みなのです。

 


RETAIL BRAINは、“答えを出すAI”ではない


 

RETAIL BRAINを使う上で、
BRINGが大切にしていることがあります。

それは、“AIに全部任せない”ということです。

 

RETAIL BRAINは、小売業向けに設計されているため、
一見すると、そのままでも使えそうな販売計画や販促案が出てきます。

しかし、もしそれを何も考えずに使ってしまえば、
どのお店も、同じような売場になってしまうかもしれません。

 

だからこそBRINGでは、
RETAIL BRAINの提案の精度は“70%”だと考えています。

市場データや過去実績、気温や販促傾向などをもとに、
AIが土台までは整理してくれる。

でも、残りの30%には、その地域のお客様を知っている人の感覚や、
「この商品を届けたい」という想いをのせる。

 

その“人の判断”こそが、
お店ごとの独自性や価値につながっていくと考えています。

RETAIL BRAINは、人の代わりになるAIではなく、
“より良い売場を生み出すため”に、人の力を引き出す仕組みなのです。

 


お店の魅力を作ることができるのは“人”


 

最近では、AIを使えば、誰でも簡単に
“それっぽいもの”が作れる時代になりました。

 

それゆえに、最後の30%にある“人の判断”の質が、
これまで以上に重要になっていくと考えています。

 

どんな商品を届けたいのか。
どんな売場にしたいのか。
地域のお客様に、何を感じてほしいのか。

 

そうした想いの部分は、AIだけではつくることができません。

BRINGは、
「テクノロジーの真の目的は、人間にしかできない時間を取り戻すこと」
だと考えています。

 

だからこそ、データ分析や資料作成など、
時間のかかる整理業務はRETAIL BRAINに任せ、
その分、AIでは代替できない部分に、
人がもっと時間を割けるよう、このサービスを作りました。


産地へ足を運び、
商品について学び、
売場を見て、
人を育て、
地域のお客様とコミュニケーションを取る。

 

そうした積み重ねこそが、
これからの小売業の価値につながっていくと考えています。

 



RETAIL BRAINが目指している未来


 

先ほど述べたように
RETAIL BRAINは、「人の代わりをするAI」ではありません。

 

人が、もっと“生み出す仕事”に向き合うための仕組みです。

本部が考え、
現場が動き、
お客様に価値が届く。

その流れを、もっと良い形にしていきたいと考えています。

BRINGがRETAIL BRAINを通して実現したいのは、
「どの地域でも、どんな規模でもより良い売場づくりができる状態」です。

 

今のスーパーマーケットは、店舗によって売場の質に差があるのも事実です。

本来消費者は、どこに住んでいても、
良い商品や、美味しい惣菜に出会える権利があります。

しかし実際には、近くにあるスーパーマーケットによって、
その体験に差が生まれてしまっています。

スーパーマーケットは人々の生活を支える重要なライフラインです。
様々な店舗が“より良い売場づくり”ができるようになれば、
より多くの人の生活を豊かにできる。

 

だからこそ、規模の大小に関わらず、
どの企業でも“考える環境”と“考える時間”を持てる状態をつくりたい

RETAIL BRAINは、そのための土台になれると信じています。

 

 


“幹”から支えられる存在へ


 

BRINGはこれまで、販促物や売場演出など、
店頭を支える“枝葉”の部分を多くご支援してきました。

しかし、RETAIL BRAINによって、
販売計画や販促計画といった“幹”の部分からご支援できるようになります。

幹が太くなれば必ず、枝葉も生い茂ります。

真の意味で、計画からそれを店頭に落とし込む演出まで、
一気通貫で伴走できるようになります。

 

また、BRINGは単にシステムを提供するだけではありません。

「どう使えば現場で活きるのか」まで含めて、
小売業の目線で一緒に考えていけることも強みだと考えています。

RETAIL BRAINを活用した提案や、
現場に合わせた使い方の整理まで含めて支援できる。

それは、日々売場と向き合ってきたBRINGだからこそ、できることかもしれません。

 

4月から3回にわたり、新サービス「RETAIL BRAIN」についてご紹介してきました。

「RETAIL BRAIN」に込められた想い。

なぜ生まれどうやって開発してきたのか。

そして、どのように“考える”と“形にする”を支えていくのか。

今回までで、その考え方や目指している姿についてお伝えしてきました。


これからも、売場づくりや小売業の未来につながるヒント

売場づくりや小売業の未来につながるヒント

現場で実践している取り組みを、

このコラムを通じてお届けしていきます。 

 

ぜひ、次回もご覧ください。

 


BRINGは、小売店の未来型経営を支えるパートナー


店舗の課題を解決

BRINGは、小売店サポートのプロ。

ストアコンディションアップは、単なる店舗改革ではありません。

“人の想い”と“データの力”を掛け合わせ、
地域の日常をより安心で、より心地よい時間に変えていく——

小売店の変革を、現場とともに形にしていきます。

少しでも気になった方はコチラからお気軽にご相談ください!

 

ストアコンディションアップ事業部
Y.S
流通小売業界で20年以上にわたり、商品部・販促部・店舗運営部をはじめとする営業の中核部門を経験。
加工食品、菓子、酒、米、日配食品などの主力カテゴリを中心に、PB開発、仕入戦略、販促施策、カテゴリーマネジメントを推進。
さらに、物流再構築や人材事業の立ち上げ、業務請負スキームの構築にも従事し、売上・利益の改善と組織最適化に寄与。
BRING入社後はその知見を活かし、ストアコンディションアップ事業を立ち上げ、責任者として従事。
地域の食品スーパー・メーカーに対し、売場改善、販促設計、業務改善、人材活用、AI活用など多面的な課題に対し、
実行フェーズまで伴走する支援を実施。
特にBRINGでは、全社横断での実行設計と現場運用を通じ、
「仕組みづくりで成長を回し、現場で再現させる設計力」を武器に、再現性と実行力を両立した支援を展開しています。