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「郊外型次世代スーパー」オープンに込めた BRINGの伴走ストーリー

「郊外型次世代スーパー」オープンに込めた BRINGの伴走ストーリー

前回までの6回では、小売店の課題を総合的に解決する
「ストアコンディションアップ」の考え方を中心にご紹介してきました。

今回からはその実践編として、実際にどのように課題を見つけ、戦略を立て、成果につなげたのか
——BRINGが手がけた実例を通してお届けします。


初回の舞台は、千葉県を中心にドミナント展開する地域密着型スーパーマーケットが立ち上げた
新たな高付加価値業態の新店

専門誌の11月号でも「2025年秋の注目新店」として紹介されています。

同チェーンとしてはこれまでにない規模と、数多くの新しい挑戦を盛り込んだ店舗です。


出店は決定、でも中身は整理段階。


出店場所や建物の設計といった“ハード”はすでに決まっていましたが、
「どんなお客様に、どんな価値を届ける店舗にするのか」という
“ソフト”の部分は、まだ検討中の段階でした。

そこでBRINGは、出店戦略の整理、ブラッシュアップ案作成段階から参画
本部と共に「地域で選ばれる新しい食体験の拠点」を目指して、プロジェクトが始動しました。


①商圏・人流・競合のデータから、“戦うべき土俵”を定義

まず着手したのは、立地・商圏・競合・人流といった基礎データの徹底分析です。

・平日と週末で異なる来店特性
・車利用が多い郊外商圏
・イベント性や特別感へのニーズ

こうした要素を踏まえ、「週末には少し遠くからでも来たくなる価値を持つ店舗」という方向性を設定。
既存の高付加価値業態の良さを活かしつつ、さらなる発展形を描き、今後のモデルとなる“新しい店舗像”を整理しました。


②コンセプトづくり:体験価値×高付加価値を両立

「他社との圧倒的な差別化を図りたい」という想いのもと、ポジショニングマップを活用し、
“高付加価値 × 体験型店舗”を明確な方向性として設定しました。

鮮度感・発見性・ワクワク感をキーワードに、商品構成・売場演出・販促基準に至るまで、一貫した世界観を構築。
既存のチェーンらしさや地域性を活かしながらも、新たな挑戦に踏み出すための基盤を整えました。


③売場戦略:バイヤーの想いを形にする体験できるMD”

次に取り組んだのは、バイヤーの強みや既存MDの魅力を引き出しながら、体験価値を軸とした売場づくりです。

・既存商品のブラッシュアップ
・新カテゴリーの導入
・試食や実演などの体験導入
・イートインスペースを活用した「食べる体験」の提供

「鮮度」「発見」「体験」を売場全体で表現するMDを、現場と一緒に構築しました。


④販促・VMD・デジタル施策までワンストップ支援

店舗の世界観を損なわないよう、販促物の色・フォント・トーンをルール化し、店頭販促物の多くをBRINGで制作。
さらに、

・Web広告
・LINE配信
・SNS発信

などのデジタル販促を組み合わせ、来店動機を高めるプロモーションを実施しました。

 


プロジェクトで得たものは「信頼」と「次につながる経験」


今回のプロジェクトで大切にしたのは、次の3点です。

 ①企業風土の理解: チェーンとして大切にしている価値観・得意な領域・
           これから伸ばしたい方向性を深く理解すること。

 ②知識: 52週カレンダーマーケットや各部門のトレンドなど、
      実務に根ざした知識を起点に提案すること。

 ③知恵: 企業風土とマーケット知識を組み合わせ、
      「その企業らしさ」を最大化すること。


その結果、データと現場の知恵を融合させたらしさのある提案が実現しました。

また、オープニングスタッフの採用やオペレーション設計まで支援し、
これまで点や線で積み重ねてきた支援が、今回「面」として形になりました。


それはBRINGが掲げるSCU(ストアコンディションアップ)の
「店舗のコンディションを上げるためにあらゆる角度から支援する」ことが
体現できたとも言えます。

自身にとっても、「やりたかったことが形になった」と実感できる、大きな節目となりました。

 


次なる挑戦へ——
1店舗の成功を“継続できる仕組み”に


オープン時の売上は想定を大きく上回り、開店後の推移も順調です。
しかし、多くの新店が抱える課題があります。

BRINGはこの課題に対し、
店舗の自主性を守りながらも、コンセプトを維持・発展できる仕組みづくり
次のテーマとして取り組んでいます。

 

次回からは、同チェーンとの出会いから信頼関係の構築、そして今回のプロジェクトへと至る背景を、
ストアコンディションアップの実例とともにお届けします。

 


BRINGは、小売店の未来型経営を支えるパートナー


店舗の課題を解決

BRINGは、小売店サポートのプロ。

ストアコンディションアップは、単なる店舗改革ではありません。

“人の想い”と“データの力”を掛け合わせ、
地域の日常をより安心で、より心地よい時間に変えていく——

小売店の変革を、現場とともに形にしていきます。

少しでも気になった方はコチラからお気軽にご相談ください!

 

ストアコンディションアップ事業部
Y.S
流通小売業界で20年以上にわたり、商品部・販促部・店舗運営部をはじめとする営業の中核部門を経験。
加工食品、菓子、酒、米、日配食品などの主力カテゴリを中心に、PB開発、仕入戦略、販促施策、カテゴリーマネジメントを推進。
さらに、物流再構築や人材事業の立ち上げ、業務請負スキームの構築にも従事し、売上・利益の改善と組織最適化に寄与。
BRING入社後はその知見を活かし、ストアコンディションアップ事業を立ち上げ、責任者として従事。
地域の食品スーパー・メーカーに対し、売場改善、販促設計、業務改善、人材活用、AI活用など多面的な課題に対し、
実行フェーズまで伴走する支援を実施。
特にBRINGでは、全社横断での実行設計と現場運用を通じ、
「仕組みづくりで成長を回し、現場で再現させる設計力」を武器に、再現性と実行力を両立した支援を展開しています。