COLUMNコラム

Femtechでみんなを働きやすくする

Femtechでみんなを働きやすくする

前々回からテーマとして続けている

“Femtech”

前々回では、弊社のフェムテック事業である
働く女性を支援するアプリ”Flat.”の紹介を。

前回のコラムでは、働いている女性のうち約60%の人達が、

「キャリアビジョンを描きにくい」

「出世が難しい」

と感じていて、

これを改善するには男性の意識を変えていかないと進まないというお話をしました。

今回は、

”女性がキャリアビジョンを描きにくい具体的な理由”

”Femtechを活用して改善できること”

の話をしていこうと思います。

なぜ女性がキャリアビジョンを描きにくいと感じるのか

多くの女性が、

「キャリアビジョンを描きにくい」

「出世しにくい」

と感じているのはなぜでしょうか?

具体的に理由として挙げられるのは、以下のようなものが考えられます。

・結婚
・妊娠・出産
・生理の影響
・ホルモンバランスの乱れ

ぱっと浮かぶものを挙げてみました。

結婚

最近は、結婚しても仕事を続ける女性が多くなりました。

それでも、結婚によりキャリアビジョンが描きにくい理由があります。

それは、パートナーの転勤です。

自分が今の会社で仕事をしたくても、パートナーが転勤することになり、

仕事を辞めてついていく。

こんな理由で退職を余儀なくされるケースは、実は今でも多いのです。

そのため職を転々とすることになり、出世が望めない。

これではキャリアビジョンを描くのは難しいですよね。

妊娠・出産

妊娠・出産は喜ばしいことですが、

それに伴う体調不良や、

育休・産休などの休暇も、

キャリアビジョンを描きにくい原因となっています。

女性が多い職場では、

産休・育休が重ならないように気を遣うことが暗黙の了解とされているところがあるという話も聞いています。

生理の影響

生理痛や、生理前・生理中の体調不良は人によってかなり違い、

休みが必要な場合もあります。

ホルモンバランスの乱れ

これについては、様々なケースが考えられます。

更年期障害もそうですし、

不妊治療、その他服薬による影響などがあります。

体調不良がずっと続く場合や一時的に体調が悪くなる・精神状態が不安定になるなど、

その症状は人によって違います。

これらの体調不良や、休暇・勤務地などの問題があり、

女性が将来のキャリアビジョンを描きにくい・出世しにくいと感じています。

この想いや不安は、仕事をする多くの女性が抱えています。

これらの解決が、

仕事への「やりがい」を高め、

優秀な女性管理職の育成・働きやすい環境にも繋がるとしたら、

会社にも、共働きの夫婦にも大きなメリットが生まれると思いませんか?

Femtechで働きやすくするには

では実際に、”Femtech”でどう対処できるのでしょうか?

テレワークの積極的な導入

テレワークは、

パートナーの転勤による退職や、

身体への負担軽減という意味で

女性の不安・負担を取り除くために大きく役立つ存在だと言えるでしょう。

社会全体で積極的に活用して、

どこでも、

通勤の負担少なく働ける環境の構築をしていく。

これでけで、優秀な人材が集まりやすくなるというメリットもあるのです。

身体を知る・知識をつける・相談できる

男性はもちろん、女性でも、

自分の身体についてよくわかっていない人は多くいます。

・基礎体温計や記録アプリで生理周期を知る

・ホルモンバランスや女性の身体、妊娠出産についての知識をつける

・女性の身体や、キャリアビジョンについて相談できる場を作る

これだけでも、

女性の体調・精神面の不安をコントロールしやすくなります。

「生理前でイライラしやすい時はテレワークにしよう」

という事もできるのです。

弊社のFlat.は、「知識をつける」「相談できる」プラットフォームを目指しています。

“Flat”のようなアプリを使ったり、講習や相談できる場をつくることで、

女性だけでなく、多くの社員の不安や不満が取り除かれる未来が想像できますね。

Femtechの導入は難しくない

みんなが、自分やお互いを理解し、負担を軽減し合える。

そんな働きやすい会社なら、優秀な人材が集まり、育ちます。

働きやすい会社・社会のために、Femtechを活用してみませんか?

石川 淳

循環テクノロジー開発本部

石川 淳

グラフィックデザイン、企画プランニング業務を経て「世の中に好循環をもたらす」ためのアイデアやサービス開発に従事。「女性の健康課題」はもちろん「テクノロジー」も未知の領域である中、クリエイティブの知見を活かした発想で「新しい価値観」創りに邁進中。