COLUMNコラム

女性の働きやすさに寄り添う会社を応援する「flat.」

女性の働きやすさに寄り添う会社を応援する「flat.」

「自分の会社は女性が働きやすいのか」

「突然ですが、あなたの会社は女性が働きやすい会社ですか?」

こう質問したとき、どれだけの人が自信を持って「Yes」と言えるでしょうか。

 

 

 

女性が働くことに対してどんな不安を持っているのか?
ホルモンバランスの変化など女性特有の健康不安を、会社全体がどの程度理解できているのか?

 

 

そんなことを最近よく考えています。

というのも、10月から男性である自分が社内のフェムテックサービスの事業化プロジェクトに参加することになったのです。

 

 

そこで今回から何回かにかけて、女性特有の悩みや健康をテクノロジーで解決する「フェムテック」についてお話しようと思っています。

 

 

 

フェムテックとは

「フェムテック」という言葉が聞きなれないという人も多いかもしれません。

フェムテックというのは、Female(女性)とTechnologyが合わさった言葉で、女性特有の悩みや不安を解決するための技術・サービスのことをさします。

 

 

わかりやすい代表的なものでいえば、生理用品や基礎体温計、乳がん検診や不妊治療もフェムテックだということです。

 

 

女性の社会進出が進み、労働力人口の約40%を女性が占めている時代になったと言われています。

でも、女性特有の健康課題への取り組みはまだまだ遅れているのが実情で、
「更年期障害により昇進辞退を検討した」女性が3人に2人、
「更年期障害によって退職を考えた」女性が3人に1人。
さらに、月経などによる社会経済的労働損失は、年間4,900億円を越えていると言われているのです。

 

 

 

みなさんの周りでも、ご家族の不調など、何かしら思い当たることがあると思います。

 

でも、具体的にどんな不調や不安があるのか、ちゃんとは知りませんよね。

そもそもホルモンバランスに関わる体調不安は人それぞれ違うので、女性同士でも理解できなかったりするようです。

男性なんて、さらに理解できていないのが現状です。

「私は理解できている」という思い込みから、大きなストレスを与えてしまう… そんな危険性もあるのです。

 

 

結局、社内で女性が働きやすい環境を整えようとしても、そもそもの女性の悩みに寄り添える人材や気軽に相談できる環境を確保するということがとても難しい。

 

これこそが、これからのフェムテック事業推進における課題であると僕は思います。

そして、BRINGが考えたフェムテックの1つの答え。

それが、「女性の悩みに会社が寄り添う」を形にしたツール“flat.”です!

 

 

BRINGが考えるフェムテックを形にした“flat.”

 

 

flat.(フラット)は、働く女性の悩みや不安に寄り添えるように、会社がその問題に取り組みやすいように、そのためにBRINGはサービス開始を目指します。

 

いったい何ができるのかというと、

  • 助産師によるヘルスリテラシー向上セミナー(匿名参加可能・アーカイブ視聴可)
  • 助産師へのオンライン相談
  • ご相談に合わせたパーソナルコンテンツの提供

 

flat.は、女性特有の人に言いづらい悩みや相談を、「アバターを使って匿名で相談できる」というのが最大の特徴です。

匿名でコミュニティーに参加可能とすることで、気軽に質問や相談ができると考えました。

 

助産師は、女性の健康の専門家です。

 

ライフステージに合わせたキャリアデザインアドバイスから、具体的な健康相談まで「まずはflat.で助産師に相談してみよう」と気軽に匿名で活用していただくことができます。

 

 

また、匿名のコミュニティーで話を聞くこともできるので、自分と同じような悩みを持つ人や乗り越えた人で繋がり、悩みをひとりで抱え込まなくていい環境が身近になります。

 

 

 

会社という仕事が関係する場所だからこそ、気軽に相談できないと感じている女性は多く、社会全体が環境を整えるよう動き出さなければいけない。
そんな動きに呼応できるサービスを目指します。

 

 

これからもflat.を始めとしたフェムテック事業で感じたことをリポートしていきたいと思います。

もちろん、flat.についてのご相談も承っております。

 

あなたも、働きやすい未来のために、フェムテックについて一緒に考えてみませんか?

石川 淳

循環テクノロジー開発本部

石川 淳

グラフィックデザイン、企画プランニング業務を経て「世の中に好循環をもたらす」ためのアイデアやサービス開発に従事。「女性の健康課題」はもちろん「テクノロジー」も未知の領域である中、クリエイティブの知見を活かした発想で「新しい価値観」創りに邁進中。