COLUMNコラム

変化がもたらす広がり

変化がもたらす広がり

年末年始、みなさんはどう過ごされましたでしょうか?
時間があるときだからこそゆっくり消費者としてお店を見たいと思い、
私は、いろんなお店にお買い物に行ってきました。
結局26店舗お邪魔しました。

 

10年間、年末年始のお店を見続けてきて、
本当に売り方が難しい時代になったなと思いました。
各社いろんなお取組みをされており、頭の下がる思いです。

 

2022年は、三が日をお休みされるお店も増えたことで、
年末のお店は大混雑でした。
普段と置いてある商品が変わります。
それに伴い、売場も変更になります。
そうすると、商品を探し回るお客様の導線も変わり、
お店の中はごった返します。
少人数でのお買い物を推奨していても、
好きなものを選ばせてあげたいという気持ちからお子様と一緒にきたり、
荷物持ちのお父さんを連れていたりと、いつもよりも人数も多くなります。

 

そんな売場で、私の意識に飛び込んできたのは音響でした。
熱心に商品を選びながらも勝手に耳に入ってくるし、
ここは上野のアメ横かと思ってしまうようなにぎにぎしい雰囲気にもなるし、
混雑のせいで一か所に長時間とどまっていられなくても
ある程度の範囲であれば聞こえるし。
使い古されている手法かもしれませんが、
改めて音の効果を感じました。

 

そんなことを考えながらお店をまわっていると、
改めて自分たちのお仕事のスタンスに
ついて考えてしまいました。
私たちは印刷会社でも、動画の会社でも、広告の会社でも、
テックの会社でも、イベントの 会社でもありません。
私たちは、商品の魅力を見つけ、
お客様がその商品を欲しくなるような 売り方を考えてきた会社です。
そのために必要なツール、技術、手法を選択してきました。
その結果、POPという紙から、イベント、プロモーション、
造形物、動画、音響、 アバター接客、 LIVE配信などといった
サービスにまで広がってきました。
つまり、売り方の変化により選択肢が 増えたのです。
それぞれの特性をよく理解することで、
私たちは多くの手法から最適な方法を 選択し
ご提供することができるようになってきたのです。

 

さぁ、2022年が始まりました。
お客様の暮らしも価値観も大きく変化していきます。
私たちは、 その変化を敏感に察知し、
新たな売り方を模索していかなければなりませんね!

下田 薫菜

株式会社BRING 循環テクノロジー開発本部 部長

下田 薫菜

大手スーパーや、ローカルスーパー、コンビニ、ホームセンターなどを中心に戦略の立案から売場着地までのトータルで支援しつづけてきました。これまで見てきたお店は2000店舗以上。おしゃれなお店よりも地域の人に愛されるお店を好み、お客様とお店の距離感を重視してお店を見てきました。お困りごと、ご相談ごと、スーパーのことをお話ししたいという時には、ぜひ、お気軽にお声かけください。