COLUMNコラム

お店の個性を伸ばす?.2

お店の個性を伸ばす?.2

前回、私たちはお店を見ることで、
お店の個性をとらえることが得意だというお話をしました。
今日は、それがバタラクとどう関係するのか、という話をしようと思います。

それぞれのお店の個性が違えば、バタラクの活用方法はおのずと異なります。
私たちはバタラクを使って、そのお店の強みを生かすのか、
弱みを補うのか、を考えるからです。
すなわち、それぞれの強み、弱みが異なると、
当然活用方法は異なるというわけです。

例えば、商品一つ一つを丁寧に紹介しているようなお店では、
ライブやインタラクティブというバタラクの長所を生かして、
もっと商品の良さが伝わらないだろうか?と考えます。

生産者さんやバイヤーさんに出演していただき、
商品のこだわりを伝える生ライブなどを実施し、
紙では伝わらない”熱”とともに商品の良さをお伝えしてもいいかもしれません。

また、お魚コーナーを徹底的に強化しているお店に関しては、
アバターという親しみやすいキャラクターを活用して、
若い層へのアプローチを強めるのもいいかもしれません。

1日3回鉢巻をしめ、胴長靴をはいた親しみやすいキャラクターに
お魚クイズのようなイベントを交えて呼び込みをしてもらう。
あわせて、親御さんに向けて、朝=丸魚の鮮度の解説や、
昼=お刺身を使った子供向けメニューの提案、
夕方=冷凍魚を使ったお弁当メニューの提案をする、
といったこともできるかもしれません。

また、オペレーションの軽減を徹底的に行うお店では、
サイネージとして活用し、ポスター取り付け作業を軽減する
という考え方もあるかもしれません。

このように私たちは、48年間売場を見てきた知見と
バタラクといった新しいテクノロージーを組み合わせ、
お店の個性を生かすためにバタラクが活用できるのではないかと考えています。

下田 薫菜

株式会社BRING 循環テクノロジー開発本部 部長

下田 薫菜

大手スーパーや、ローカルスーパー、コンビニ、ホームセンターなどを中心に戦略の立案から売場着地までのトータルで支援しつづけてきました。これまで見てきたお店は2000店舗以上。おしゃれなお店よりも地域の人に愛されるお店を好み、お客様とお店の距離感を重視してお店を見てきました。お困りごと、ご相談ごと、スーパーのことをお話ししたいという時には、ぜひ、お気軽にお声かけください。