2026年ハロウィンを現地調査!
スーパー4社の催事を比較|売場リサーチ最前線
土曜日開催で高まるハロウィン気分!
店舗現場で見えた“勝ち筋”のヒント
1.関東 GMS店舗
イタリアフェアを主役に、ハロウィン需要も柔軟に取り込む
店内ではイタリアフェアを大きく展開し、ハロウィンの演出は精肉と催事コーナーなど一部に限定。ハロウィン一色にするのではなく、通常の売場や別催事の中で関連需要を取り込んでいた。
【農産】
入口では種なし柿を1個128円で展開し、隣には袋詰めみかん、
奥のエンドにはシャインマスカットを配置。
秋の旬のフルーツを売場の主役としていた。
また、かぼちゃは4SKUを展開。
北海道産の珍しい形をした「おどろきかぼちゃ」も取り入れ、
季節感のある品揃えとなっていた。
【水産】
サーモンのカプレーゼやアクアパッツァ用魚介セットなど、
手軽に食卓を華やかにできる商品を展開。
特にカクテルシュリンプは、2人向けから5人向け、10人向け程度まで
複数サイズを用意。
少人数から大人数まで、集まる人数に合わせて選べる売場となっていた。
【畜産】
牛ステーキや合いびき肉、手羽元などには、
メーカー商品を活用したハロウィン向けメニューPOPを設置。
普段の食材でもハロウィンらしい料理を楽しめることを提案していた。
そのほかの精肉でもジャンボパックを展開し、パーティーや
まとめ買い需要に対応していた。
【惣菜】
惣菜ではイタリアフェアのピザやパスタを中心に、コロッケなどの
洋食メニューも拡販。
日配ではメーカーのハロウィン限定スイーツ5SKUを販売し、
手軽にハロウィン気分を加えられる商品を揃えていた。
【店内全体】
仮装グッズやタトゥーシールなどは調査時点で
商品が少なくなっており、ガーランドやピックはよりどり2点100円で販売。
ハロウィンパッケージのお菓子も残りが少なく、代わりに
個包装の大容量菓子を大量陳列。
直前の駆け込み需要に対して、既存商品も活用しながら対応していた。
2.関東 SM A店
ハロウィンを控えめに、“少し特別な食卓”を提案
全館では輸入ワイン30%OFFを大きく訴求し、ハロウィンの展開はスイーツ、ベーカリー、花売場などに限定。
ハロウィンを前面に押し出すよりも、旬の食材やお酒でいつもとは違う特別感を楽しむ提案が中心となっていた。
【農産】
農産の入口では、舞茸やしいたけなど
4種類のきのこを集めた「きのこ祭り」を展開。
きのこチャウダーの素も併売し、秋の食卓を提案していた。
その奥では柿やシャインマスカットを展開し、旬の味覚を訴求。
一方、花売場では「ミッドナイトハロウィン」をテーマに、
紫と黄色の花束を集積。
夜空や月明かりをイメージしたポスターとともに、
花を通じたハロウィンの楽しみ方を提案していた。
【水産】
水産では「ぶり大放出」として、ぶりしゃぶセットや
刺身など7SKUを展開。
白ワインも併売し、魚料理とお酒の組み合わせを提案。
【畜産】
黒毛和牛スネ肉のシチュー用を20%OFFで販売し、
シチューのルーやワインを併売。
ハロウィンに限定しない、秋のごちそう需要を取り込んでいた。
【惣菜】
手巻き寿司やパーティー寿司、サラダ3種盛り合わせなど、
複数人で楽しめる商品を展開。
チキンはバーレル入りやサイズ違いの唐揚げを用意し、
ヒレカツなども大容量で販売。
ハロウィン専用の演出は控えめながら、
家族や友人との集まりに対応できる商品を揃えていた。
【日配・ベーカリー】
日配ではメーカーのハロウィンスイーツ4SKUを集積し、
オリジナル商品「かぼちゃプリンとカラメルジュレ」も販売。
ベーカリーでは「ハロウィンパイコルネ」を展開するほか、
見た目にも華やかなバゲットサンドを販売。
普段の買い物に一品加えるだけで
食卓に特別感を演出できる品揃えとなっていた
【イベント】
小学生以下を対象に、お買い上げレシートと「トリックオアトリート」の合言葉で
お菓子をプレゼント。買い物と結びついた、気軽な参加型企画を実施していた。
3.関東 SM B店
全館でハロウィンを演出し、買い物そのものを楽しい体験に
店内各所にハロウィンポスターを掲出し、スタッフもハロウィンのカチューシャを着用。
4店舗の中でも特に、売場全体でハロウィンを盛り上げようとする姿勢が目立った。
【農産】
入口では柿、ラ・フランス、シャインマスカットを3分割で展開。
特にシャインマスカットは奥の売場でも大きく取り上げ、
「旬」をアピール。
ハロウィンだけでなく、秋のフルーツ需要もしっかり捉えていた。
【水産】
「ハロウィンと言えばサーモン」というポスターで、
サーモンとのりを使った「ハロウィンてまり寿司」を提案。
身近な食材でも、見た目を少し変えるだけで
ハロウィンらしいメニューになることを伝えていた。
【惣菜】
惣菜では、唐揚げとメーカー飲料の
同時購入によるポイントキャンペーンを実施。
ハロウィンシールを付けた
「栗かぼちゃとチーズソースの包み揚げ」も販売していた。
【日配・ベーカリー】
オリジナルのかぼちゃスイーツを2種類展開。
さらに、ヨーグルトとホイップクリームでつくる
「お化けスムージー」を提案し、普段の商品から
ハロウィンメニューへのアレンジを促していた。
ハロウィンシール付きの一口ドーナツは、
海外菓子のおまけを付けて販売。
【リカー】
「大人も楽しもう!ハロウィンプチ晩餐会」をテーマに、
輸入ワインやおつまみを訴求。
子どもだけでなく、大人にもハロウィンを楽しむきっかけを用意していた。
【店内全体】
各売場では、複数の商品を組み合わせた
ハロウィンメニューの提案ポスターを展開。
【イベント】
■子ども向けのお菓子プレゼント
■フォトスポット
■店内5か所を巡るハロウィンクイズ
など、参加型の仕掛けも充実していた。
さらに、当日のX、Instagram、Tik Tokでは、商品紹介ではなく
ハロウィン仕様に装飾された店内や仮装したスタッフの画像や動画を配信。
チラシでも「プチお菓子のプレゼント」を告知をして、来店を促していた。
4.関東 SM C店
地域イベントと連動し、親子が楽しめるハロウィンを演出
地域全体でハロウィンイベントが開催される中、
店内でもスタンプラリーを大々的に実施。
仮装した子どもたちで賑わい、スタッフもハロウィンカラーのリボンを
身につけるなど、地域の盛り上がりと一体になった店づくりが特徴的だった。
【農産】
入口では、119円・129円・139円の3種類の柿を大量陳列。
続いて袋詰めみかん、さらに奥には1パック890円の
シャインマスカットを大きく展開。
秋の旬のフルーツが売場の中心となっていた。
また、柿と焼き芋を使った
フルーツどら焼きにはハロウィンシールを貼り、
旬の味覚にもイベント感を加えていた。
【惣菜】
ブランド鶏の唐揚げは、お得なメガ盛りと2種類のサイズで展開。
大容量フライドチキンや「栗かぼちゃとチーズソースの包み揚げ」も販売し、
家族で囲む食卓やホームパーティーに対応していた。
【日配・ベーカリー】
ハロウィンパッケージやパーティー向けの
大きめのチルドスイーツ10SKUを、冷蔵ケース約1.5台分に集積して拡販。
かぼちゃクリームパンやかぼちゃクリームメロンパン、
ハロウィンパッケージのメロンパン、ドーナツアソートなど
ハロウィン向けの商品4SKUを展開。
取り入れやすいスイーツやパンを充実させ、
手軽にハロウィン気分を楽しめる売場となっていた。
【イベント】
商品購入不要で、スタッフに「トリックオアトリート!」と声をかけ、
スタンプを3つ集めるとお菓子がもらえるスタンプラリーを実施。
仮装をしなくても参加できるものの、参加者の多くは仮装をしていたり、
友達同士や複数の親子で訪れる姿も目立ち、
イベントへの参加を目的に来店している様子がうかがえた。
子どもたちはもちろん、保護者やスタッフも一緒になってハロウィンを楽しみ、
店内全体が明るく賑やかな雰囲気に包まれていた。
受付横にはフォトスポットも設置。
お菓子を受け取った後、そのまま写真撮影を楽しむ親子の姿も見られ、
買い物の場であるスーパーが、ハロウィンを楽しむ場にもなっていた。
「次のハロウィン、どう仕掛ける?」
来年のハロウィンも日曜日と週末に重なることから、
イベントへの参加意欲は引き続き高まると予想される。
今回の調査を踏まえると、まずはクイズやスタンプラリーなど、
気軽に参加できるイベントを入口に来店を促すことが重要になりそうだ。
そのうえで、家族や友人と楽しめる大容量惣菜を充実させ、
手間をかけずにパーティー気分を味わえる食卓を提案。
さらに、普段の買い物に一品加えるだけでハロウィンらしさを楽しめる
オリジナル商品を展開することで、他店との差別化も図りたい。
「体験」で来店のきっかけをつくり、
「食」でハロウィンの楽しさを広げる。
大きな出費をせずに季節のイベントを楽しみたい生活者の気持ちに寄り添いながら、
来店から購買へと自然につなげることが、次のハロウィン商戦の鍵になりそうだ。
BRINGは、
市場動向 × 現場観察 × 実行力で、
次の一手を共に考えます。
まずは、「背中を押す役割ができたか」を振り返ることから。
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【ヒアリングからご提案までの流れ】
1.課題ヒアリング(オンライン可)
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2.競合・自社の売場を店頭調査
売場の違い・顧客の動き・POPと商品展開の整合性などを比較します。
3.改善提案+来年向けの売場設計ご提案
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